こんにちは!
みなさんにふく(福)を届けて悩みをまるっと解決する看護師ママのふくまるです。
今回は、看護師ママが実際に経験してよかったと感じた「BLW」について解説します。
「全く聞いたことがない」というママも「知っているけど実践するのは怖い」と思っているママも知識として知っているだけでも、食育や知育に役立ちます!
実際の経験をまじえながらメリットや注意点について詳しくお伝えします。
結論、従来の離乳食法を選んでも、BLWを選んでも、いいとこ取りをしてもOKです!
メリット・注意点を正しく理解して、ママと子どもにあった選択をしましょう!
BLWとは
BLWとは、「Baby(赤ちゃん)-Led(主導の) Weaning(離乳食法)」の略です。
その名の通り子どもが自分で食べるものを選び、手づかみで食べることを基本とする離乳法です。
主に欧米で多く用いられていますが、近年は日本でも注目されています。
BLWの主な特徴を以下にまとめます。
- 手づかみで食べる
- 固形食から始める
- 食べる量やペースは子どもが決める
- 五感をフル活用して食事をする
従来の離乳食法と一番大きな違いは、親が食べさせるのではなく子どもが自分で食べ物を選び、口に運ぶという点です。
BLWは、単に固形を手づかみで食べる方法というだけでなく、子どもの自律心や好奇心、食事に対する基本姿勢を育むことにもつながります。
BLWのメリット
BLWのメリットについて詳しく解説していきます。
食材本来の形を知ることができる
BLWでは、従来のペースト状の離乳食とは違い、野菜や果物など食材の本来の姿に近い形で提供します。
このため、赤ちゃんは食材の形、色、大きさなどを視覚的に認識でき「食べ物とはなにか」を知る食育の第一歩につながります。
看護の現場では、飲み込みがうまく出来ない患者さんにミキサー食といって、従来の離乳食と同じようにペースト状になった食事を提供することがあります。
療養上、仕方がないのですが、「これをみても食欲がわかない、食べる気がしない。」という感想をよくいただきます。正直自分自身も同じ感想を持ちます。
味は一緒でも、食感や見た目で食欲や食事の楽しさは変わるということを実感しました。
ペースト状にしないことで、食材の魅力をより子どもに伝えやすくなります。
口腔機能の発達を促す
BLWでは、手づかみした食材を自分で「噛みちぎる」「歯茎や奥歯ですりつぶす」といった動きを経験します。
これらの動きは、噛み潰す力(咀嚼力)や顎の発達を促します。
また、前歯でかじり取る練習をすることで、噛む力が養われ、将来的な歯並びの不正の予防にもつながります。
五感を活用することによる知育効果
BLWでは、五感(触覚・嗅覚・味覚・視覚・聴覚)をフル活用して食事をします。
食べ物を目で確認し、手で掴んで、口に運ぶ一連の動作は、「目と手と口の協調運動」と呼ばれ脳の発達に必要不可欠なステップです。
この繰り返しによって、指先の細やかな動きができるようになります。
また、手づかみすることによって、食べ物の硬さや柔らかさ、形、温度などを感覚的に学ぶことが出来ます。
どのくらいの力で持てばいいのか、どのくらいの量を運べばよいのかなどを学び、集中力やコントロール力を養うことにも有効です。
自律性と自己肯定感の育成
BLWでは、子どもが「何を」「どれだけ」「どうやって」食べるかを主導的に決めます。
食事は「親からスプーンで食べさせてもらうもの」ではなく、「自分で食べるもの」という認識を持つことが出来ます。
この経験が、自己決定能力を育て、食事を通じた自律心と自己肯定感の向上につながります。
また、「自分で食べることが出来た」という達成感を得ることができ、食べる意欲にもつながります。
ママの負担軽減
BLWは、離乳法ですので従来通り母乳やミルクが主な栄養源の状態からスタートになります。
ママが「食べさせなきゃ」と思わずに、子どもが自然と食べ物に興味を持ち、食べることを楽しむ様子を見守ることが出来ます。
固形ですので、大人も同じものを一緒に食べて楽しむこともできるのも魅力的です。
大人の料理から取り分けで準備できるものも多く、すりつぶす手間がない分、時短になります。
BLWのNG行動
BLWを行う上で、気をつけるべきことについて解説していきます。
BLWをしてみようと思った時に、一番気になるのは危険ではないかということだと思います。
結論、窒息のリスクは従来の離乳食法と変わりません。
方法を正しく理解し、NG行動を避ければ安全に楽しく実施することができます。
してはいけないNG行動について確認していきましょう。
| 項目 | NG行動 | 看護師ママからの対処法 |
| 窒息リスク | 1. 丸呑みしやすい形状で提供する(例:丸いブドウ、ミニトマト) 2. 固すぎる食材(生のニンジンやリンゴなど)を与える。 | 1. 食材はスティック状(子どもの握りこぶしから少しはみ出る程度)にカットする。 2. 指で簡単に潰せる柔らかさに調理する。 |
| 体勢のリスク | 1. 子どもの身体がまっすぐなっていない状態で食事をさせる。 2. 食事中に歩き回ることを許可する。 | 1. 必ずハイチェアに深く座らせ、足がつき、体が直立した状態で食べさせる。 2. 食べることに集中させ、食事の場所から動かないルールを徹底する。 |
| 環境のリスク | 1. 食事中に目を離す。 2. 食事中に声をかけすぎる(話しかけ、笑わせるなど)。 | 1. 保護者が必ずそばで見守る。ただし、子どもの口に手を出したり、急かしたりしない。 2. 食事中は会話を控えるなど、子どもが集中できる環境を作る。 |
| 心理的なリスク | 子どもの機嫌が悪いとき、気が散っているときに無理に食べさせる。 | 食事は、機嫌の良い状態で開始する。 集中力がない場合や嫌がった場合は無理に続けず、すぐに切り上げることで、「食べることは楽しい」という認識を守る。 |
| 親の介入 | 1. 口の中に手を突っ込んで食べ物を取り出そうとする。 2. スプーンなどで無理やり口に押し込む。 | 1. 咳き込みは正常な反応と知る(窒息ではない)。静かに見守り、自己解決を促す。 2. 万が一の窒息時は背部叩打法など、応急処置を事前に学んでおく。 |
特に、子どもが咳き込んでしまったときや「おえっ」となってしまった時はついつい手を出してしまいがちですが、これらの反射は安全に食べ物を食べるための自然な反射で安全装置です。
反射を窒息と混同しないことが、ママの冷静な見守りにつながります。
窒息(気道が塞がってしまっている状態)のサインは以下のとおりです。
<完全に閉塞している場合>
- 声が出せない
- 咳が出せない
- 顔や唇が紫になる
<部分的に閉塞している場合>
- 呼吸のときに、ゼーゼー、ヒューヒューと音がする
- 激しく咳き込む
- 声は出るが苦しそうな様子がある
咳き込みがあるうちは、子どもが自分で取り除ける可能性があるので見守りましょう。
完全に閉塞しているサインがあるときは、直ちに背部叩打法(はいぶこうだほう)、胸部突き上げ法を交互に行いましょう。
窒息は、食事の場面だけでなく起こり得ることですので、応急処置については事前にしっかり学んでおくことが重要です。
なぜBLWを選んだのか
わたし自身、最初はBLWのことを全く知らず従来の離乳食法で進める気まんまんでした。
ですが、離乳食を調べている時にたまたまBLWのことを知り、その方法というよりは、「子どもが自分で選んで食べることを学んでいく」という概念に魅力を感じました。
「食べる」ということは生涯を通して行う大事な行動です。
職業柄、年齢や病気によって、口から食べることが難しくなった患者さんも多く見てきました。
口から物を食べることができるということは、当たり前ではなく本当に素晴らしいことで、生きている実感、人生の楽しみになります。
受動的ではなく、能動的に自然にそのはじめの一歩を踏み出せたらいいなという思いから私はBLWを選択しました。
BLWを選ばないほうがいい人
BLWは、日本ではメジャーな方法ではないので、もちろん私も始めるときは不安な気持ちもありました。
ですが、事前に調べていき注意点についても十分理解したうえで、私はこのリスクを許容できると思いました。
最終的にはママのリスク許容度で決めたらいいかなと思います。
私は調べたうえで、従来の離乳食方法とリスクは変わらず、注意点を守れば十分実施できそうだと判断しました。
ですが、リスクをどう判断するかは人それぞれです。
様々リサーチした上で「やっぱり怖いな」と思うのであれば、従来の離乳食法で全く問題ないと思います。
いずれ手づかみ食べの時期もやってきますし、BLWで言われている機能的なメリットも手づかみ食べで得ることができると思います。
また、BLWで始めたからと言って途中で従来の方法に戻してはいけないということもありませんので、ママと子どもが楽しんで食事ができる方を選ぶのが一番です。
まとめ
・BLWは、子どもが主導で選んで食べる離乳食法
・メリットや注意点について正しく理解する
・ママと子どもが楽しんで食事ができる方法を選ぶ
知識としてBLWのことを知っているだけでも、後々の手づかみ食べ時期に役立ちます!
詳しい始め方や準備についても発信予定です。
試してみようかなという方は、またぜひ覗きに来てください!
みなさんの1日が今日も幸せでありますように。


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