【産後クライシス】離婚の危機を回避!看護師ママが教える「男女の差」を埋める伝え方〜後編〜

こんにちは!
みなさんにふく(福)を届けて悩みをまるっと解決する看護師ママのふくまるです。

今回は、看護師ママの経験と知識をもとに出産後に夫婦関係が急激に悪化してしまう産後クライシスとその乗り越え方の後編をお届けします

前編では、産後クライシスとは何なのか、その原因について夫婦間のズレに焦点を当てながら深堀りしました。

前編をまだ見ていないよという方は、こちらを先に御覧ください。

後編では、夫婦のズレを解消する具体的なコミュニケーション方法について解説します!

パパとのコミュニケーションの中で、せっかく思いを伝えたのに

  • 「気持ちが伝わらなくてもどかしい!」
  • 「もっと分かってくれてもいいのに!」
  • 「違う!そうじゃない!」

と、パパの反応にがっかりしてしまうママも多いのではないでしょうか。

ママの気持ちやしてほしい事がしっかり伝わらないのはすごくもどかしいですよね。

少しの伝え方の工夫で、パパへの伝わり方が一気に変わります。

伝え方の工夫で夫婦の危機を乗り越え、パパを最強の育児パートナーにしていきましょう!

産後クライシスを抜けるための「2Step自分軸ワーク」

さて、まずはパパへの発信をする前に、発信元のママの気持ちを整理していきましょう!

簡単な2ステップのワークで、パパに伝えたいことを明確にします。

STEP 1:心のモヤモヤを吐き出す

今のモヤモヤ、怒り、悲しみを、誰にも見せないノートやスマホのメモに、包み隠さず書き出します。

  • ポイント
    「夫がムカつく」「もう消えたい」「誰もわかってくれない」など、綺麗な言葉じゃなくてOK!
    「心の膿(うみ)」を出しきってしまう作業です。
  • 効果:
    脳の外に感情を出すことで、客観的に自分を見られるようになります。

STEP 2:「私は〇〇したい」に変換する

「夫が〇〇してくれない!」という他人軸の怒りを、自分の本音(内側の視点)に変えてみます。

  • 例: 「夫が全然手伝ってくれない!」
    「私は、1時間だけでいいから一人でゆっくりお風呂に入りたい」
  • 例: 「もっと育児の大変さをわかってほしい!」
    「私は、今日頑張ったことを『お疲れ様』と認めてほしい」
ふくまる
ふくまる

「私は◯◯してほしい、◯◯したい」に変換していくとスムーズにいきますよ!
自分軸で手に入れる最強マインドについて知りたい方はこちらの記事も参考にしてください!

看護師ママが教える「伝え方の処方箋」

自分軸ワークで自分の本音が見えたら、あとはそれをパパに「オーダー(依頼)」として出すだけです。

ここで、看護師が医師への報告の際に使用する「SBAR(エスバー)」というコミュニケーション方法を応用します。

看護師の知恵「SBAR」とは

「SBAR」は、医療従事者間で患者さんの情報を迅速かつ正確に伝えるためのコミュニケーションツールです。

以下のような4つの項目に当てはめて伝えたいことを整理しましょう!

  • S(状況): 今何が起きているか
  • B(背景): なぜ困っているか(寝不足、疲労など)
  • A(アセスメント※分析): このままだとどうなるか(倒れる、感情が爆発する)
  • R(提案): 具体的に何をしてほしいか

これを活用することで、簡潔かつ明確にパパに現状とどうしてほしいか伝えることが出来ます。

💡 具体例
「今朝から赤ちゃんがぐずってて(S:状況)、私は昼食も食べられていないの(B:背景)。このままだと夕飯を作る体力も残っていないから(A:アセスメント)、帰りにコンビニでお弁当を買ってきてくれるかな?(R:提案)

💡 具体例
ここ数日夜泣きがひどくて(S:状況)、まとまって1時間も眠れていないの(B:背景)。このままだと睡眠不足で倒れそうなの(A:アセスメント)。だから、あなたが休みの今、別室で眠りたいから1時間だけ赤ちゃんを見ててくれる?(R:提案)

ふくまる
ふくまる

話し始める前に「お願いがあるんだけど」と一言添えると、パパは「自分に(依頼)なにかしてほしいことがあるんだな」と分かるのでより伝わりやすくなります!

やってしまいがちなNGな伝え方

ついついやってしまいがちな、NGな伝え方は以下のとおりです。

NGな伝え方

ママ
ママ

「ずっと赤ちゃんのお世話してて疲れてるの分からない?なんでいつも何もしないの?少しは手伝ってよ!」

パパ
パパ

「(え、何すればいいの?)……言ってくれればやるよ。」

ママ
ママ

「なんで言わなきゃわからないの!?もういい!!」

🚩 看護師ママのアセスメント
これは「主観(感情)」だけで「具体的な指示」がないため、新人のパパはフリーズしてしまいます。
また、パパは「責められた」と感じて「防御反応=無視や逆ギレ」を起こしてしまう可能性があります。

ママへの処方箋

葛藤を抱えるママへ

NGとして例を出しましたが、「言わずとも状況考えれば分かるでしょ!」というママの気持ちも本当によく分かります。

自分も初めての育児の中、同じく親になったはずなのになぜ私が新人教育のように夫を育てないといけないのかと思うのは至極当然です。

しかし、前編の記事で解説しているようにママとパパの間にはどうしても10ヶ月の差が生まれてしまいがちです。

もちろん自ら情報を集めて勉強して、ママと子どもをよく観察してその差を感じさせない素敵パパもいますが、世間を見渡すと選ばれし精鋭たちなのかなという印象です。

夫婦関係を良好にしていくこと、パパを育てていくことは、「子どものため」であり、ひいては「ママの負担を減らすこと」につながります。

伝える工夫をひとつしてみることが、明るく穏やかな未来への一歩になるかもしれません。

パパを最強の育児パートナーにしてしまいましょう!

パパを「親」にするためのスモールステップ

パパにステップアップしてもらうために出来るアプローチを紹介します!

  1. 「理由付け」の徹底
    最初は「おむつ替えて」ではなく、「おむつにおしっこのサインが出てるの。赤ちゃんの皮膚弱くて、そのままだとかぶれちゃうから、今から替えてくれる?」と理由をセットで伝える
    してほしいタイミングも同時に伝えると認識のズレがなくなりGOOD!
  2. 「パパ担当」を固定する
    お風呂やゴミ出しなど、一部を完全に任せることで、パパに「自分がいなければ回らない」という当事者意識(責任感)を持ってもらう
  3. 「ありがとう」は父性の栄養剤
    脳科学的に、男性は感謝されることで承認欲求が満たされ、次の行動への意欲(ドーパミン)が湧きやすい傾向があります。
ふくまる
ふくまる

「ありがとう」はママ・パパ両方に大事!
お互いに「当たり前」にならず意識的に感謝を言葉にしてみましょう!

パパの脳を「共感モード」にする前置きフレーズ集

次は前編の記事で解説した、ママとパパの「共感」と「解決」の溝を埋める方法です。

パパたちがアドバイスをしてしまうのは、決してママを否定したいからではありません。

むしろ、「妻の困りごとを、早く解決して楽にしてあげたい」という彼らなりの愛情表現なのです。

しかし、ママが求めているのは「解決」ではなく、「プロセスへの共感」であることが多いです。

この「目的のズレ」を防ぐために、最初に「今日のゴールは共感だよ」とフラッグを立ててあげることが有効です。

これが、パパを「頼れる聞き手」に変えるための、コミュニケーション術です。

①純粋に共感してほしい時

共感がほしいときは、この前置きをしてから会話を始めましょう!

  • 「今からただの愚痴を言うけど、解決策はいらないから『大変だったね』って5分だけ聞いてくれる?
  • 「答えがほしいんじゃなくて、ただ溜まったものを吐き出したいだけなんだけど、相槌打ちながら聞いてくれる?」

②頑張りを認めてほしい時

自分がどれだけ大変だったか、プロセスを分かち合いたい時のフレーズです。

  • 「今日、本当に頑張ったから、話を聞いて褒めてほしいんだ!
  • 『私の今日の子どもとの1日』を報告するから、『お疲れ様』って言ってくれる?

③パパを「ヒーロー」にする頼み方

パパに「話を聞くことがミッションだ」と思わせる伝え方です。

  • 「今、感情のダムがパンパンで吐き出すから、受け止め担当をお願いしてもいい?
  • 「今、すごくモヤモヤしてて……。パパに話を聞いてもらうだけで心が軽くなる気がするんだけど、聞いてもらってもいい?」
ふくまる
ふくまる

私は、感謝が足りないなと思った時、「これとこれとこれやったよ!褒めて!」と褒めを搾取しにいきます笑
「自分で気づいて感謝の言葉を言ってくれよ」とついつい嫌味をいってしまいたくはなりますが、気づくのを待ってイライラするよりもダイレクトに言葉にして伝えて自分の気持を昇華した方がうまくいきやすいです!

【パパ用】ママが本当に求めていること

次はパパにこのままみせればOKなツールたちをご紹介します!

そのままスクショしてすっとこれを差し出してみましょう!

ママが「今」求めていること

  • 「解決」ではなく「共感」を
    • ×「じゃあ明日から〇〇すればいいじゃん(解決策)」
    • ○「それは大変だったね。毎日頑張ってくれてありがとう(共感)」
  • 「何か手伝う?」は禁句
    • 育児は共同プロジェクト。「手伝う」というスタンスではなく、「自分の仕事」として、自分ができることを自ら見つけて実行しましょう。
    • 授乳以外はパパでも出来ます!自分が出来ることを一つずつでもいいから増やして、何をしたらいいか分からなかったら素直にママに聞きましょう!
  • 「ママの時間」ではなく「一人の人間としての時間」を
    • 「赤ちゃんを見てるからゆっくりしていいよ」と言って、ママを1時間でも完全に一人に(外出しなくても別室で)させてあげてください。
  • 「子どもが生まれたから仕事もっと頑張るぞ!」は違うかも
    • 子どもが生まれてお金かかるしもっと仕事頑張らなくちゃと、残業を増やして仕事に燃えるパパもいるかも知れません。
      その意気込み自体は大変ありがたいのですが、今ママが求めているのは「1分1秒でも早くお家に帰ってきて、1分1秒でも長くお家にいて一緒に家事育児をしてくれること」です。
      仕事を頑張るのも素晴らしいことですが、今がそのタイミングかどうか、時間配分はママと1回相談してみてください。
ふくまる
ふくまる

夫婦は「我が子を心身ともに健やかに育て上げよう」という365日24時間途切れることのない一大プロジェクトの共同責任者です。
外で仕事して疲れて家の中でも、、、と思うかもしれませんが、ママはパパがいない間この命に関わる一大プロジェクトを一人で回しています。
家に帰ったら残っている家事・育児を一緒に片付けて休憩時間はともに作り上げていきましょう!

これだけは避けて!NGアクション

  • 自分の「仕事の忙しさ」と「育児の忙しさ」を比べること
    • パパも仕事を頑張ってくれているのは重々承知です。
      でも、外で仕事を出来るのは家の中でママが子どもを見てくれているからです。
      どちらが大変かではなく、「役割が違うだけ」です。
      お互いに感謝しあい、褒め合いましょう。
  • 「昔はこうだったのに」と言うこと
    • 今のママは、ホルモンバランスと戦いながら命を守っている「戦時下」にいます。
      変化するのは当然です。優しく労り、ママが自分を整える時間と心の余裕を作ってあげてください。
  • 「ママがいいよねl」「ママじゃないとだめだよね!」とママを特別視しすぎること
    • お腹の中から一緒にいたママが赤ちゃんにとって特別な存在であることは確かです。  でも、ママだから泣き止む訳じゃないし、ママだから何もかもうまくいく訳じゃありません。
      子どもと二人きりの途方もない時間の中、どうにかしようと試行錯誤して向き合った結果の「ママがいい」なのです。
      うまくいかない時、すぐにママに頼りたくなる気持ちも分かるし、そのほうが「効率的」と考えるパパもいるかもしれません。
      でも、すぐに放り出さず子どもとしっかり向き合って、観察してパパができる試行錯誤、創意工夫を試してみてください。
ふくまる
ふくまる

「さすがママ」「ママじゃないとね」は、褒め言葉として言いがちですが、努力なしにママが出来ていると感じさせてしまう可能性があります。
授乳以外はパパも全部できる育児です。可能性は無限大なのでぜひやったことがない育児にも積極的に取り組んでスキルアップしていきましょう!

パパに伝授!ママの心を救う「聞き方3点セット」

産後のママは大人と会話する機会が極端に少なくなります。

パパはママにとって大変貴重な話し相手であり、どれだけママの話に寄り添えるかが鍵となっています。

看護では「傾聴」という言葉をよく使いますが、相手の話に心を傾けしっかりと聞くことはそれ自体が立派なケアになります。

ここでは、パパが聞き上手になる「聞き方3点セット」を紹介します!

これを順番に繰り返すだけで、ママの満足度が120%になります。

①十分な反応

ママの話に対して、少し大げさなくらいのリアクションを返します。

大げさにリアクションするのは苦手だなという人は、「うんうん」と声に出して相槌を打つだけでも違います。

  • ポイント
    「あなたの話に興味・関心がある」という姿勢を見せるだけでも、ママは「しっかり話を聞いてくれている」と安心します。
  • NG
    無言でうなずくだけ
    別のことをしながらやスマホを見ながら話をきく
ふくまる
ふくまる

パパにそんなつもりがなくてもNG行為をしてしまうと、特に産後不安定なママは自分のことを蔑ろにされていると感じます。
話の聞き方一つでも「相手への思いやり」が感じられるかが大切です。

② オウム返し

ママが言った「感情の言葉」をそのまま繰り返します。

💡 具体例
ママ:「今日、子供が全然寝なくて本当に大変だった…」

パパ: 「そっか、全然寝なくて本当に大変だったんだね

これを「ミラーリング」と呼び、共感の基本になります。

これだけでママは「自分の気持ちが正確に伝わった」という実感が持てます。

③ 全肯定

最後に、ママの今の状態を丸ごと肯定します。

  • ポイント
    パパから見たら効率が悪そうに聞こえても、「その時のママにとってはそれが全力を尽くした結果である」というプロセスを肯定します。

    魔法のフレーズ: 「それはイライラしても無理ないよ」「そこまでやってるなんて、本当にすごいと思う」

⚠️ パパへの鉄の掟『解決策は「聞かれるまで」封印せよ!』

パパが「こうすればいいのに」と思ったとしても、それはママが落ち着いた後の話です。
まずはこの3点セットで、ママの「心のコップ」に溜まった泥水を全部出し切ってあげてください。
コップが空になれば、ママは自分で解決策を見つける力を持っています。
パパの仕事は、アドバイザーではなく、「安心できる一番の理解者」になることです。

パパへの処方箋

パパへ
あなたが「最強のパートナー」になるために

ここまで読んでくださってありがとうございます。

今、隣にいるパートナー(ママ)がイライラしていたり、以前と変わってしまったと感じて戸惑っているかもしれません。

でも、これだけは知っておいてください。
彼女はあなたを嫌いになったわけではありません。

ただ、命を守るために脳と身体が「戦時モード」になっているだけなのです。

ですが、ママが一番一緒に戦ってほしい時に、対応を誤ると長期的な冷え込みや離婚につながることもあります。

今ママが求めているのは「君の味方だよ」「いつもありがとう」という言葉と、具体的な「休息の時間」です。

今日、まずは「10分だけでいいから、赤ちゃんを見てるよ。ゆっくりお茶でも飲んで」と声をかけてみませんか?

その10分が、二人の関係を救う大きな一歩になります。

まとめ

夫に優しくできないのは、あなたが一生懸命『母親』をやっている証拠。

あなたがおかしくなった訳でも、性格が悪くなった訳でもありません。

まずは自分に花丸をあげてください。

もし、イライラが止まらない時は、まずは【自分軸ワーク】で心の中を整理してみましょう。

そして、この記事をそっとパパに共有してみてください。

自分の状態が見えるだけで、心はぐっと楽になります。

みなさんの1日が今日も幸せでありますように。

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